Twitterなどでもよく話題になるSES。
あまり良い話は聞きませんが、SESを擁護する方もいますよね。
個人的には、擁護する側の意見も理解できるのですが、実際のところ悪質なSESが多いのが事実だと思っています。酷いところは本当に酷いです。

そんなSESに勤めているなら、フリーランスになった方が遥かに幸せになれるとも思っています。
僕はもともとはブラックなSESに勤めていたのですが、今はフリーランスとして活動しています。
底辺の社畜から自由なフリーランスへ。人生がガラッと変わりました。
フリーランス歴10年以上になる僕が、SESよりフリーランスをオススメする理由を解説します。
SES会社への不満

SESという業態について否定するつもりはありませんが、勤めていた会社に対してはかなり不満がありました。
給料が安い
当時の年収250万くらいでした。
実際に顧客は僕らにもっとお金を払っているわけなのに、僕たちの手元に入ってくるお金はその半分以下。
社保や税金のことを考慮しても少なすぎます…
自社とのつながりが薄い
現場に長期で入って安定すると、自社と関わることはほぼありません。
月に1度、自社へ帰る帰社日というものがありますが、あまり意味のない会議をするのみ。
会社側としては、社員の気持ちが離れないように、せめて月に1度くらい顔を合わせておこうという感じでやっているのだと思います。
長期で現場に入っていると、自社って中抜きするだけなので、「いらなくね?」って考えるのは自然なことだと思います。
エンジニア一人一人のことなんて考えていない
僕の退職が決まった時のことです。
転職先は決まっていたのですが、僕が退職する事を聞いた常駐先からスカウトされました。転職先より高い金額を掲示され、心が揺らぎました。
それで、自社の営業に相談することにしたんです。その人は社内のエンジニア達からの信頼も厚く、僕も、プライベートでも一緒に遊ぶくらいに仲良くさせてもらっていました。
『もしスカウトとかあったら相談してね。悪質な話もあるし、一番良い判断が出来るようにアドバイスするから。』
と言われていたので、この言葉を信じて相談してみたんですよね。今思うと、当時の僕もピュアだったなと思います。若かったので…笑
そしたら、やはりスカウトの話は潰されました…
常駐先に引き抜きするなとクレームを入れたようです。転職先の会社のことも調べていて、あんな会社に転職するのは辞めた方が良いとさんざん言われました。
仲良くしていただけにショックでしたね。
会社は僕の人生なんてこれっぽちも考えてくれていないと確信しました。そんな会社に残る意味はないですよね。
おかげでサッパリした気持ちで退職できました。
フリーランスになって良かったこと

ブラックなSESから一度転職したした後に、フリーランスとして独立しました。
フリーランスになって色んなことが良くなりました。
収入が倍増
すぐに月収が3倍ほどになりました。
会社側が社会保険などを負担してくれているから、個人事業主は稼ぎが増えても手取りが少ないという話がありますが、2~3倍も収入が増えれば、税金や社保を差し引いても余裕で会社員の時より多くのお金が手元に残ります。
賢く節税すれば、さらに多くのお金を残すこともできます。

長期の休暇が取れる
会社員では考えられないような、月単位の休みがとれます。
海外語学留学したり、長期で大陸の国々を巡ったり、日本一周してみたり。
会社員だったらできない経験を積めるのもフリーランスの魅力です。
仕事を選べる
僕はSESの時は、仕事を選べませんでした。
会社としては、エンジニアを一刻も早く現場に出したいので、エンジニアの要望なんてどうでも良いのでしょう。
フリーランスなら、気に入らない仕事はやらなくて良いです。
プログラミング言語、単価、契約期間など、気に入った仕事を選ぶことができます。
フリーランスのデメリット

ここまでフリーランスの良い部分をあげてきたので、デメリットもあげてみようと思います。
とはいっても、あまりデメリットと言えるほどじゃないかもしれません…
同じ会社の仲間がいない
所属する会社がないので、会社の仲間のようなものはありません。
心細く感じることもあるかもしれません。
でも、フリーランスを続けていると、フリーランス同士の横の繋がりや、懇意にしてもらえる会社ができてきます。
悪質SES時代のうわべの繋がりよりも、フリーランスの今の方が信頼できる人間関係を構築できています。
働かなければ収入はない
当然ですが、個人事業主は働かなければ稼げません。
SESだったら、待機期間も給料はでますから、この点は心配になるところです。
とはいえ、働いている期間の収入が倍増しているので、お金をストックしておけば数カ月仕事がなくても困らないでしょう。
逆に、SESは自社にいると肩身が狭かったりします。会社としては、早く現場に出して稼がせたいので、意に沿わない現場に入らなきゃいけないことも。
それよりは、自分の貯金で暮らしながら、ゆっくり希望に合う案件を探す方が気楽かもしれません。
フリーランスになって案件を取るのは簡単

SESと比べてメリットが多く、デメリットもあまり感じないフリーランスですが、実際にフリーランスとして案件を獲得できるか心配な方も多いと思います。
SESでは、営業が勝手に案件を取ってきてくれましたからね。
でも、安心してください。
今はフリーランスエージェントが充実しています。
会社員の時と同じように、エージェントが案件を探してきてくれます。
もちろん中間マージンとして対価を支払う必要がありますが、営業を代行して貰えると思えば高くないでしょう。
おすすめのエージェントは下記の記事で紹介しています。
10年以上のフリーランス経験から信頼できるエージェントのみを厳選しています。

悪質なSESに残るよりフリーランスになろう
会社をやめてフリーランスになるって不安ですよね。
ですが、実際にやってみるとSES勤務とフリーランスってあまり変わらなかったりします。
仕事を取ってきてくれるのが、SESかエージェントかの違いだけで、現場に出てしまえばやることは変わりません。
悪質なSESなら、優良なエージェントに乗り換えた方が、お金も時間も増えることでしょう。
キャリアを積めばフリーランスだって年収もちゃんと上がっていきますしね。
現状のSES勤務に不満を持っている方は、フリーランスという道も考えてみても良いかもしれません。

当ブログでは「生涯フリーランス」をコンセプトに、フリーランスの魅力や生き残る為のノウハウを発信しています。
フリーランスはとても自由度が高いですが、それ相応のリスクがある生き方です。
フリーランスに興味を持っている方は、良い面と悪い面を理解した上で、後悔しない判断をしましょう。
メリットとデメリットは下記の記事をご覧ください。
