確定申告って1年に1度しかやらないので、次の年には何やれば良いのか、すっかり忘れてしまうんです。
この記事は、何度も確定申告を経験してきた現役フリーランスが確定申告作業をまとめたものです。
複雑に見える確定申告ですが、作業の内容を整理してしまえば単純作業です。
4つのステップに分けてわかりやすく解説します。
僕は税務のプロではありません。
税務関連の正確性を保証するものではありませんので、ご参考程度に御覧ください。
【ステップ1:事前準備】年末前に納税額をシミュレーションしよう
年度が終わる前に、ざっくり納税額をシミュレーションしましょう。
個人事業主のかんたん税金計算シミュレーションを使えば簡単にシミュレーションできます。
大まかに納税額を予測することで、節税の必要性を判断できます。
節税は年末を過ぎてからではでくることは少ないので、必ず年末前にやりましょう。
節税方法については、こちらの記事を御覧ください。
フリーランスエンジニアの節税ノウハウ【現役フリーランスが実践】
【ステップ2:売上入力】銀行口座の入出金を入力する
ここからが確定申告書を作成する作業です。
まずは年間の売上の入力をします。
具体的には事業で使っている銀行口座の入金を入力する事になります。
売上ではないですが、出金も一緒に入力して銀行口座の仕分けはここで終わらせてしまったほうが楽です。
この作業は、事業専用の口座を作っているとかなり楽になります。
事業専用の口座じゃないと、事業用と私用の入出金が混ざって仕分けが大変なんですよね。
確定申告を考慮した、フリーランス向けの銀行口座とクレジットカードのオススメを紹介しています。
【コスパ重視】フリーランスのクレジットカードと銀行口座の構成
【ステップ3:経費入力】確定申告のメイン作業
確定申告の9割はこの作業といっても過言ではありません。
1年分のレシートなどの経費の出費を帳簿付けします。
僕の場合は、下記の経費を入力します。
- クレジットカードの明細
- Webサービスの明細(Amazon、楽天)
- レシート
- 電車賃を表計算ソフトにまとる
- 家事按分
- 仕事関係の冠婚葬祭の香典や祝儀
電車賃は、Excelやスプレッドシートで明細を作って、まとめて計上することができます。
自宅で仕事をしていれば、家事按分で家賃や光熱費なども経費に計上しましょう。
この経費の打ち込みはかなり面倒なのですが、自動で明細を取り込んでくれる確定申告ソフトを利用すると作業がかなり楽になります。
面倒だった経費入力作業の大部分を、ソフトが自動で取り込んでくれるの大幅に作業時間をカットできるのです。
詳しくはこちらの記事を御覧ください。
【レビュー】マネーフォワードクラウド確定申告に乗り換えて良かった!
【ステップ4:確定申告書作成】控除の入力を忘れずに!
あとは最後の仕上げです。
確定申告書を作成して提出します。
僕は国税庁の確定申告書等作成コーナーで、確定申告書を作成してe-taxで提出します。
e-taxはどこらでも確定申告書を提出できますし、2020年度分からe-taxで確定申告すると10万円も控除額がアップするようになります。
10万円の控除は大きので、特に理由がなければe-taxでの確定申告をオススメします。
過去の話なので現在はわかりませんが、e-taxはWindowsでやるのが無難かもしれません。
売上と経費については、これまでの作業で仕分けが終わっているので、確定申告ソフトの数値を確定申告書作成コーナーに入力するだけです。
ここで重要なのは控除の入力です。
入力を忘れると控除が効かずに損をしてしまうので忘れずに入力しましょう。
僕が毎年入力しているのはこちらです。
- 年金の控除
- 健康保険の控除
- 生命保険の控除
- ふるさと納税の控除
- 小規模企業共済
この他にも、医療費控除や、結婚していれば配偶者控除が適応されるかもしれません。
人によって受けれる控除は変わってくるのでしっかりチェックしておきましょう。
参考:所得控除は全部で14種類!貴方はどの控除が受けられる?
予定納税で税金を前払いしている場合は、納税した額を忘れずに記入しましょう。
まとめ:やることがわかっていれば単純作業
複雑そうに見える確定申告ですが、整理してしまえば単純作業です。
どれか一つでも、確定申告するフリーランスの方の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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