【書評】堀江貴文『ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく 』

こんにちは。キミヒラです。

ホリエモンの人気本、ゼロを読みました。

ホリエモンの本は『ゼロ』で3冊目ですが、今まで読んだ本とは違った雰囲気の本でした。
ホリエモンの子供の頃から刑務所を出るまでの自伝的な内容となっています。

ホリエモンって、普段YoutubeやSNSで見ると全く弱みを見せない、ちょっと怖いイメージだったのですが、この本ではホリエモンの弱い部分も書かれています。

起業して稼ぎまくり、刑務所に入っても復活する鉄人のような印象でしたが、実際は普通の人間で努力してここまで来た人なんだという事がわかります。

刑務所に入った時は、あのホリエモンですら泣くほど辛かったそう…
それでも、その辛さを乗り越えて、刑務所の中ですら情報収集や情報発信(メルマガ)をして前に進み続けたホリエモンの姿勢には感動しますし励まされます。

僕はちょうどこの本を読んでいる時にトラブルを抱えていて、ちょっとネガティブになったりもしていたのですが、かなり励まされました!
ホリエモンの刑務所の話に比べたら僕のトラブルなんて小さいし、こんな事で躓いてられない!って思わされました。

何かに挑戦したいけど、一歩踏み出す勇気が出ない時や、トラブルが発生して精神的にまいってやる気を喪失した時などに読むと励まされる本です。

目次

ゼロのハイライト

Kindleでハイライトにした箇所をもとに本書の内容をご紹介。

掛け算(ショートカット)の前に一を足す(下準備)

つまり、「掛け算の答え」を求めているあなたはいま、「ゼロ」なのである。 そしてゼロになにを掛けたところで、ゼロのままだ。物事の出発点は「掛け算」ではなく、必ず「足し算」でなければならない。まずはゼロとしての自分に、小さなイチを足す。小さく地道な一歩を踏み出す。ほんとうの成功とは、そこからはじまるのだ。
「ものすごく苦労をすると、その先にラクが待っている可能性もあります。自分で『苦労していない』と言う人がいたとしても、それは本人が苦労だと思っていないだけで、周りから見たら苦労しているものです。逆に、自分が『苦労だ』と思っていることに限って、周囲には苦労と映りません。ですから、周りの人から『苦労してるな』と思われることをして、その先にあるラクをつかんでください」

スタートラインの時は、地道に一歩一歩の積み重ねて、その後に「掛け算」でショートカットが出来るようになるという事です。

ネガティブを克服するには行動あるのみ

失敗して失うものなんて、たかが知れている。なによりも危険なのは、失うことを怖れるあまり、一歩も前に踏み出せなくなることだ。これは経験者として、強く訴えておきたい。
仕事でも人生でも、もちろん異性関係でも、キョドってしまうのは、性格の問題ではない。ましてや、ルックスなど関係ないし、学歴や収入、社会的な地位とも関係ない。これはひとえに「経験」の問題なのである。

一歩一歩進む事で経験を積み恐怖を克服できる。

突き抜けられる人と、そうでない人の違いは、次の一点に尽きる。
物事を「できない理由」から考えるのか、それとも「できる理由」から考えるのか。

できない理由を考えるとネガティブになる。
なんでも出来ると思えば、やりたい事なんて山ほどあるはず。

ネガティブなことを考える人は、ヒマなのだ。 ヒマがあるから、そんなどうでもいいことを考えるのだ。

行動していれば忙してくてネガティブなことを考えている暇もない。

まず、「悩む」とは、物事を複雑にしていく行為だ。 ああでもない、こうでもないと、ひとり 悶々 とする。わざわざ問題をややこしくし、袋小路に入り込む。ずるずると時間を引き延ばし、結論を先送りする。それが「悩む」という行為だ。ランチのメニュー選びから人生の 岐路 まで、 人は悩もうと思えばいくらでも悩むことができる。そしてつい、そちらに流されてしまう。 一方の「考える」とは、物事をシンプルにしていく行為である。 複雑に絡み合った糸を解きほぐし、きれいな1本の糸に戻していく。アインシュタインの特殊相対性理論が「 E=mc 2」というシンプルな関係式に行き着いたように、簡潔な原理原則にまで落とし込んでいく。

悩んだら、物事をシンプルに分解してやるべきことを抽出して、やるべきことをやってあとは天命に任せる。
感情に流されず理性で解決するのが悩みの解決にはベストなんだと思います。

仕事を好きになる方法

お金を「もらう」だけの仕事を、お金を「稼ぐ」仕事に変えていこう。 儲けるために働くのではなく、お金から自由になるために働こう。

仕事が嫌いなのは、時間を提供する対価としてお金を貰っているから。
プライベートの好きなことが出来る時間を削る仕事を嫌いなのは当然という理屈。

なるほどなと納得。

やりがいとは「見つける」ものではなく、自らの手で「つくる」ものだ。
しかし、マニュアル(前例) どおりにこなすのではなく、もっとうまくできる方法はないかと自分の頭で考える。 仮説を立て、実践し、試行錯誤をくり返す。そんな能動的なプロセスの中で、与えられた仕事は「つくり出す仕事」に変わっていく のだ。

仕事のやりがいは自分で生み出すもの。
思考停止して作業するのではなく、自分の頭で考えて試行錯誤することで仕事にやりがいを見出すことができる。

わかるが、それでも嫌な仕事が好きになる事はないと思う。
やる気を出すくらいの効果かなと。

信用を積み重ねていく生き方

これからの時代を生きるあなたには、「お金」ではなく、自らの「信用」に投資することが求められている。 ほんとうに困ったとき、人生の崖っぷちに追い込まれたとき、失敗してゼロに戻ったとき、あなたを救ってくれるのはお金ではなく、信用なのだ。

これからの時代は信用が大事とは良く言われている。
それは、家族だったり友達だったりSNSのフォロワーだったりするのだと思います。

ハッタリをかますこと、背伸びをすることは、決して悪いことじゃない。 他者からの信用を獲得していくために、絶対に乗り越えなければならないハードル なのだ。

背伸びして、その背伸びした自分に追いつくことで成長する事が出来る。
背伸びは大切。

あなたを嫌う人は一定数いる。あなたの理解者となってくれるのは100人中 10 人程度かもしれない。でも、それでいいのだ。もしも100人中 10 人が理解してくれるのなら、1000人に会えば100人が理解してくれる。 万人から愛されようと自分の信念を曲げるのではなく、単純に分母を増やしていけばいいのだ。信用の「ゼロからイチ」は、まず自分で自分を信じるところからはじまる。

信用される為に、自分を曲げる必要はない。
多くの人に出会えれば理解してくれる人が必ずいる。

孤独と責任と向き合おう

いま、なかなか一歩を踏み出せずにいる人は、孤独や寂しさへの耐性が足りないのではないだろうか。少しでも寂しくなったら、すぐに誰かを頼る。孤独を感じたら、誰かに泣きつく。そんなことでは、いつまでたっても自立することはできず、自分の頭で決断を下すこともできない。 友達は大事だ。家族も大事だ。でも、ひとりで孤独を受け止める強さを持ってこそ、真の自立を果たすことができるのである。

孤独って誰しも怖いと思います。

ですが、自由を求めれば求めるほど孤独と向き合うことになるんですよね。

自由を手に入れるために、大きな責任を引き受けよう。 大きな責任を引き受けたときにだけ、僕たちは自由になれる。いまあなたが 怯えている責任の重みは、そのまま自由の重みなのだ。 失敗なんか怖れる必要はない。 僕らにできる失敗なんて、たかがしれている。 たとえ最大級の失敗が襲ってきてもマイナスにはならず、ただゼロに戻るだけだ。それは怖いことでもなんでもない。

フリーランスになる事で自由になれたのも、会社にぶら下がっている時より多くの責任を取るようになったから。

そして、フリーランスになってもなお不自由に感じる部分はあります。
やはりもっと多くの責任を取ることで、さらに自由になれると思っています。

アイディアに価値はなくて行動が大切

アイデアは頭の中からひねり出す時代から、インターネットで検索し、組み合わせる時代になっているのだ。
口先のアイデアを披瀝しても、なんら評価の対象にはならない。アイデアを実行に移し、誰よりも早くかたちにできた人だけが評価されるのだ。

本当にこれは、自分にいつも言い聞かせていること。
アイディアだけ考えたって意味がなくて、そこから行動に移せるかどうか。
行動力が乏しい自分にはとても大切な事です。

まとめ:ネガティブに勝って行動しまくれ!

ホリエモンの本ってやる気させてくれる力がありますよね。

同じくホリエモンの本”稼ぐが勝ちも”も同じような気持ちにさせられました。

ただ、”ゼロ”については人間のネガティブな面にも目を向けていて、それについてのホリエモン流の克服方法が参考になりました。

ネガティブになった時に読むと救ってくれる本かもしれません。

Kindleで読もう

この本はKindleで読んだのですが、Kindleで読むといろいろ捗ります。

特にハイライト機能が素晴らしいです。

読書の際に、重要なところに線を引くと良いっていうのは良く言われていますが、実際の本に線を引いている人ってどれだけいるんでしょうか?

僕はなかなかこれを習慣化出来なかったのですが、Kindleにしたら自然に出来るようになりました。

さらにハイライトを一覧で確認できるのも便利。
こんな感じでみれます。

ここにログインするとみれます。
https://read.amazon.co.jp/notebook

これがめちゃくちゃ便利で、あとから見返すのも簡単だし、これなしじゃ書評書けないです。

Kindleおすすめです!

最後までお読み頂きありがとうございました!

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