EC-CUBE2のCSVの項目を追加する方法の解説です。
プログラムの修正不要でサクッと出来ちゃいます!
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手順1:csv_idを調べる
まずは、登録したいcsv_idを調べます。
何も変更していなければ、csv_idは下記のようになります。
機能名 | csv_id |
---|---|
商品管理 | 1 |
会員管理 | 2 |
受注管理 | 3 |
レビュー | 4 |
カテゴリ | 5 |
変更していたら、SC_Helper_CSV.phpのinit()メソッドで確認できます。
/** * 項目情報を初期化する. * * @access private * @return void */ public function init() { $this->arrSubnavi = array( 1 => 'product', 2 => 'customer', 3 => 'order', 4 => 'review', 5 => 'category', ); $this->arrSubnaviName = array( 1 => '商品管理', 2 => '会員管理', 3 => '受注管理', 4 => 'レビュー', 5 => 'カテゴリ', ); }
この配列の添字がcsv_idになります。
手順2:CSVテーブルへ項目を追加
csv_idがわかったら、テーブルへ項目を追加します。
CSVのテーブルは、dtb_csvです。
こちらにレコードを追加する事で、EC-CUBEのCSVの項目に追加されます。
レコードの追加は、phpMyAdminから行います。
コピー機能で追加するのがオススメです。
似たような項目からコピーする事で、必要な箇所のみ変更するだけで済みます。
各カラムについて、簡単にまとめておきます。
項目名 | 内容 |
---|---|
no | dtb_csvのKEY。重複してはいけないので、dtb_csv全体の末尾の次の番号にする。 |
csv_id | 前の手順で調べたcsv_id。 |
col | 取得する項目のDBのカラム名。 |
disp_name | 管理画面・CSV上の表示名。 |
rank | 並び順。csv_idで抽出した中の末尾の次の番号にする。 |
rw_flg | 読み書きフラグ。 1:読み書き可能 2:読み込みのみ可能 3:キー列 |
status | CSV出力する・しないの項目。管理画面のCSV出力設定で変更可能なので、とりあえず1か2を設定すれば良い。 1:出力する 2:出力しない |
mb_convert_kana_option | 変換オプション。 |
size_const_type | サイズ。 |
error_check_types | エラーチェックタイプ。 |
mb_convert_kana_option、size_const_type、error_check_typesについては、下記のサイトに詳しく解説があります。
僕はEC-CUBEのカスタマイズをする際によく見る記事なのでブックマークさせていただいます。
EC-CUBE SC_FormParamクラスのaddParam関数のパラメータ
これで完了です!簡単ですよね!
実践編:商品管理CSVに項目を追加してみる
では、試しに商品管理に、creator_idを追加してみます。
商品管理は、csv_idが1ですね。
下記のようにコピーで必要な項目を変更して登録しました。
登録したら、CSV出力設定で確認しましょう。
phpMyAdminで登録した項目がちゃんと表示されています。
実際にCSVを出力してみましょう。
ちゃんと出力されていますね!
これでバッチリです!
まとめ:EC-CUBEのCSV項目の追加はプログラミング不要
EC-CUBEのCSVの項目追加は、元になっているテーブルにある項目であれば、プログラムの修正無しで追加できてしまいます。
ただ、久しぶりにこの作業すると、プログラムから確認して時間がかかったりするんですね。
手順さえまとめてしまえば、作業自体は簡単なのですぐ終わります。
最後までお読み頂きありがとうございました!