書評

【書評】新しい道徳:北野武

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今回の読書感想文は、”新しい道徳”

あの北野武さんが書いた本です。

道徳なんてものは、時代によって変わるし、作る側の都合の良いものだったりするからそんな物に振り回されるな!

現実をみて、自分で考えて自分の道徳を作ろう!

というメッセージが込められた本でした。

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仕事の道徳

商売っていうものは、何かを生み出すわけではない。100円のものを120円で売って 20 円儲ける。その 20 円は他の誰かが出す金だ。つまり誰かが 20 円儲かるってことは、どこかで誰かが必ず 20 円損しているということになる。

これは仕事を大きくしようと思う時によく考えること。
個人でフリーランスをやっている分には、作ったものに対してお金を貰うのであまり気にならないのですが、事業を大きくしようとして人を雇った場合ですね。

従業員を雇ったら、従業員が作ったものに対して僕が払うお金と、お客さんが僕払うお金の差額を僕の儲けにする事になると思う。
僕が儲かる代わりに従業員が損しているわけです。

こういうやり方はしたくないなと思っていて人を雇うっていう一歩に踏み出せないです。

ノロマでもコツコツ努力すれば勝負に勝てるなんて幻想を、子どもに植えつけちゃいけない。そんなことしたら、真面目なカメは、みんな頭のいいウサギの食い物になってしまう。

ブラック企業に努めていた時の僕はまさに、真面目なカメでした。
コツコツ真面目に働いても安月給。

上司に洗脳されて働かされている事に気づいて会社をやめました。

そこから、抜け出してフリーランスになって今があります。
その過去があるからこそ、搾取する側には回りたくないなと思うんです。

今は横のつながりでお互いが利用しあって相乗効果で儲けるって道を模索しています。
ホリエモンの”稼ぐが勝ち”にその考え方のヒントがありました。

道徳の矛盾

大人が心にもないことをいっている限り、子どもには伝わらない。道徳っていうのは、そういうものだと思う。他の教科のように、理屈で教えられるものではない。  道徳の時間は、本音で話さなければ、教える教師にとっても、子どもにとっても退屈で無駄な時間でしかない。

なんとなく常識だからって道徳を子供に説いても伝わらないってこと。
しっかりと自分で考えて納得している事じゃないと相手には伝わらないものですよね。

ただ、戦争は必要悪だと考える大人が、子どもに喧嘩をするなと教えるのは、筋が通っていない。道徳はフラクタルなんだから。それは泥棒の親が自分の子どもに、「子どもは泥棒をしちゃいけない」と教えるのと同じことだ。

子供の時によく考えていました。

なぜ動物を大切にしようというのに、食べるのは良いのかとか。
人を殺してはいけないのに、戦争は許されるのかとか。

道徳って矛盾だらけなんですよね。

大人はその矛盾に折り合いをつけたように自分を騙して生きているのでしょうが、子供はずっと素直でその矛盾を感じとります。

良心を育てるために、道徳の授業があるわけではない。  道徳を身につけるのは、人生を生きやすくするためなのだ。

道徳を唯一無二の正しい事のように考えるから、こんな矛盾が生じるんですね。

人生を生きやすくするための道徳して考えると、しっくりきます。

豚を殺すことを残酷というなら、人は残酷なことをしなければ生きられないのだ。  そのことを隠して子どもを育てる方が、よほど残酷だと俺は思う。

矛盾も含めて、真実を教えて自分で考えさせる事が大切なんですね。

夢なんてなくても良いから今を大切に生きよう

夢をかなえた、ごく一握りの人にスポットライトをあてて、夢を見ろと 煽る。宝くじの宣伝と同じ程度の話なのに、学校の教師までが、子どもに夢を持てなんていっている。  世の中に余裕があるから、そんなことをいっていられるのだ。  夢に向かって頑張っていた子どもが、挫折してフリーターになっても、なんとか喰っていける世の中だから、夢を追いかけろなんて無責任なことがいえる。「飢え」というものを体験した世代はもうほとんどいなくなった。
夢なんてかなえなくても、この世に生まれて、生きて、死んでいくだけで、人生は大成功だ。  俺は心の底からそう思っている。  どんなに高いワインより、喉が渇いたときの一杯の冷たい水の方が旨い。  お袋が握ってくれたオニギリより旨いものはない。  贅沢と幸福は別物だ。慎ましく生きても、人生の大切な喜びはすべて味わえる。人生はそういう風にできている。

僕も子供の頃から夢を追って生きてきました。

今じゃその夢を諦めました。
それは、その夢を追っていても全然楽しくなかったからです。

夢だと思っていた事が全然好きじゃなかったんですね。

人生の目的があるなら、それを追求すればいい。だけど、それがないなら、無理をして人生の目的を探すことなんてない。中途半端な会社人間になるのがオチだ。  そんなことより、若いうちから自分が生涯打ち込める趣味を見つけておいた方がいい。人生の目的を探すんじゃなくて、自分が一生夢中になれるものを見つけるのだ。

今は、夢じゃなく趣味やプライベートの時間を大切にするような生活をしています。
毎日がとても楽しいです。

夢がなきゃつまらないって洗脳されていたんだと気づけました。

死と向き合うこと

道徳を作るなら、まずは自分がいつか必ず死ぬってことについてよく考えてみることだ。  自分の死をしっかり腹におさめておけば、人生でそう大きく道を誤ることはないはずだ。

毎日を人生最後の日だと思って大切に生きろって言葉は、たしかスティーブ・ジョブズの言葉だったでしょうか。

明日死ぬって思ったら何を考えるでしょうか?
僕は今まで悩んでいた事がとても些細な事に感じて、当たり前にあって気にも止めていなかった事が大切に感じました。

死と向き合うことで本当に大切な事が見えてくるのかもしれません。

まとめ:道徳は自ら作るもの

改めて道徳は自ら作るものだなと認識しました。

僕自身、常識を疑いながら生きてきたので本書の内容はとても共感できました。

他人に押し付けられたルールや道徳に振り回されず、自分の信念を打ち立てて生きていきたいですね!

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